Medical information診療案内
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一般眼科
「ものを見ること」や「かゆみ、痛み、不快感」、「目の周りの不調」など、これらは眼科の対象範囲です。さまざまな原因によって引き起こされます。
患者様には、メガネやコンタクトレンズの調整・処方から始まり、点眼薬や軟膏による症状の改善、白内障手術や眼瞼下垂手術など、適切な治療法をご提案いたします。状態に応じて専門家への紹介も行い、包括的なケアを心がけています。
2名の視能訓練士が常駐し、チーム一丸となって、患者様の目の健康を最優先に考えた対応を行っています。このような症状の方はご相談ください ●視力に変化や問題がある ●目が痛い、かゆい、充血している ●頭痛や吐き気が目に関連している ●瞳孔の異常や光に対する感じ方に変化がある ●目のまわりに腫れやひりひり感がある ●目が疲れや不快感を感じる ●視界に異常が見える(閃光や暗点など)
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小児眼科
兵庫医科大学病院勤務時代、5年以上にわたり新生児室で未熟児網膜症を担当いたしました。
小児の眼には先天性鼻涙管閉塞症、斜視、弱視、眼瞼内反症など様々な疾患が存在します。また、成長過程で近視が発生しやすいことが知られています。
当院では、近隣の小児科専門医と連携し、スクリーニング検査を通じて視力異常(遠視・乱視)を早期に発見する取り組みを行っています。さらに、血液検査によってアレルギー体質を把握し、生活環境での工夫を提案しています。
斜視や弱視に関する検査は2名の専門技師が常駐し、適切な診断と治療を行い、小児の視力障害に対する包括的なケアを提供しています。このような症状の方はご相談ください ●子供が見る時に問題を感じる(ぼやけ、視力変化、二重視など) ●子供が目をこすったり痛がったり、充血している ●頭痛や吐き気が目と関係があるように感じる ●瞳孔や色の変化、光に対する反応に問題がある ●目の周りが腫れていたり、かゆみや痛みを訴える ●子供の視線や瞬きの変化に注意 ●目の疲れや不快感が続く ●フラッシングや閃光、暗点が見えると報告する場合
白内障手術
1992年に眼科医となり、一貫して毎週コンスタントに白内障手術を行っております。
白内障手術は、患者様は点眼麻酔の後、背を診療台に預け、手術中は顕微鏡の光により視界が遮られますので、痛みや恐怖を感じることなく、手術を安心して受けていただくことができます。手術に際し、単焦点レンズ(保険適用)や多焦点レンズ(定療養・自費)を選択できます。
手術は片眼づつ点眼麻酔で行われ、手術時間はおよそ20分の日帰り手術となります。このような症状の方はご相談ください ●曇りやかすみが目にある ●視力が急激に低下する ●光のまぶしさが気になる ●色合いがくすんで見える ●車のヘッドライトや反射物がまぶしい ●日常生活での視界の劣化を感じる
まぶたの手術
加齢によって、まぶたが下がり、表面皮膚がたるみ、結果として眼瞼下垂になることが一般的です。加齢だけでなく、長期間のハードコンタクトレンズ装用もこの現象を引き起こすことがあります。眼瞼下垂は、視界障害だけでなく、肩こり、頭痛、眼精疲労を引き起こす原因となりえます。
そこで、手術による改善をお勧めしています。当医院では、患者様の安全と快適さを最優先に考え、高品質な眼瞼下垂手術をご提供しております。
眼瞼下垂手術は、余った皮膚を取り除く手術と眼瞼挙筋短縮術を単独または組み合わせて、まぶたの状態を改善します。
手術は局部麻酔で行われ、両眼でおよそ90分の日帰り手術となります。このような症状の方はご相談ください ●まぶたが下がって視界が狭くなる ●目が見えにくくなる ●眼精疲労が頻繁に起こる ●頭痛や肩こりが伴う ●見た目に大きな変化があると感じる
近視進行抑制療法
近年、スマートフォンの普及や学校授業へのパソコン機器の導入により、子供達が近くを見る時間が大幅に増えています。この生活スタイルの変化が、近視人口を増やす一因と考えられています。
そこで、低濃度アトロピン点眼(マイオピン®点眼液 0.01%・0.025%)を中学校卒業まで継続的に使用することや、1日2時間以上屋外で過ごすことを意識付ける生活習慣の見直し、特殊なコンタクトレンズを用いるオルソケラトロジーを組み合わせる方法をご提案しております。このような症状の方はご相談ください ●近くの物は見えるが、遠くの物がぼやけて見える ●学校の黒板やテレビが見えにくい ●頻繁に目を細めて物を見ることが多い ●頭痛や眼精疲労を感じる ●目の奥に圧迫感や痛みを感じる
オルソケラトロジー
【オルソケラトロジーレンズとは】
特殊なデザインが施されたハードコンタクトレンズです。
就寝時に装用して起床時に外すことで、近視や乱視の人が、日中裸眼で過ごせるよう視力を矯正します。
【特徴】-
日中裸眼で生活ができます
- スポーツ時に眼鏡やコンタクトレンズから開放されます
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レンズは販売ではなく治療用にお貸しするものです
- 治療終了時に返却頂きます
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装用をやめれば角膜形状は元に戻ります
- レーシック手術と異なり、可逆性 ( 元に戻る ) 治療です
- 角膜の形状が安定するまでに 1 週間から 1 ヶ月程、時間を要します
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慣れるまで多少お時間が必要です
- 基本的に毎日、就寝時に装用をする必要があります
- 異物感は少ないですが、ハードコンタクトレンズを着けて就寝することに慣れて頂く必要があります
※オルソケラトロジーの新規開始受付を休止しております。再開が決まりましたら、ご案内いたします。
このような症状の方はご相談ください ●軽度から中度の近視 ●軽度の乱視 ●成長期の子どもで近視の進行を抑えたい場合 ●手術を避けたいが視力矯正を望む場合 ●スポーツやアウトドア活動を行う際にメガネやコンタクトレンズが不便な場合 ●ドライアイの症状があり、日中のコンタクトレンズ装用が難しい場合
スポーツ眼科
1997年から関西のプロ野球チームへ関与する幸運と出会い、トップアスリートの眼・視機能について多角的に研究する機会を得ました。
現在も選手を始めチームの眼科に関するケア・サポートを継続しております。
長年にわたり、少しでも“よく見える”ことを渇望するアスリート、更に彼らを支えるトレーナー陣とのやりとりは、そのような体験を有する眼科医は決して多くなく、私にとって貴重な血肉となっています。そして、私自身も選手やチーム同様、いつもチャレンジする気持ちを失わずにいようと考えています。
■研究結果を通じ、以下のような著書の執筆やシンポジウム登壇を経験いたしました。
・A study of static, kinetic, and dynamic visual acuity in 102 Japanese professional baseball players. Clinical Ophthalmology 7: 627-632(2013年)
・日本のプロ野球選手の視力と利き目 臨床スポーツ医学 32 (12); 1172-1175(2015年)
・プロ野球選手の視機能 -スポーツ眼科A to Z-Monthly Book OCULISTA 58: 25-29(2018年)
・“プロ野球チームと眼科医の関わり” 第73回日本臨床眼科学会/シンポジウム9「スポーツ立国を目指す日本でいま眼科医ができること」(2019年10月・京都)